トゲトゲしい自分

日々雑感
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最近気づいたのだが、文章を書いていると、いつのまにかトゲトゲしくなっている。自分ってこんなに辛辣だったんだ、と、ビックリする。考えていることも知らないうちにトゲトゲしい。世の中の動きを見ていると、イライラしてきて、知らないうちに人を批判している。批判して文章を書けと言われれば、いくらでも書けそうだ。けれども批判って、案外、簡単なんですよ。誰にだってできるんです。評論家さんも、批判はどんどんできるが、解決策といえば、机上の空論、夢物語みたいなことしか言えないんです。テレビはそんな専門家を引き合いに出し、大衆を先導する始末。人間は、たいていが何らかの不満を持っており、同調できる意見が出れば、ここぞとばかりに、隠れていた不平が爆発する。こうして世の中はますます混乱していきます。けれどもマスコミは生じた結果には知らん顔。だいたいやね、……… と、ここまで書いて、またトゲトゲしくなっている自分に気づく。

ああ、嫌になってくる。批判する人は自分が絶対正しいと思い込んでるんだ。ある人が言っていたが、あなたが振り上げた正義の剣の下には、打ちのめされんとしてうずくまる、無数の人がいる、と。正義を盾に人を批判していると、巡り巡って、自分が不幸になってしまいます。堀田和成先生も、自分では正義感でよいと思っていても、人を平気で非難、批判するような人は、あの世に帰った時に、裁かれますよ、と言っています。みんながお互いに批判するのをやめれば、世の中は平和になるんだろうな。