生き物の不思議

日々雑感
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ベランダでオリーブの木を育てています。オリーブは大昔から存在する、非常に由緒ある木だそうで、聖書の中にもしばしば出てきます。大洪水の後でノアが鳩を放ちますが、その鳩はオリーブの枝をくわえて戻ってきて、そのことからノアは陸地の存在を知ったとあります。またイエス・キリストが最後に祈ったゲッセマネの園は、オリーブの森だったそうです。インターネットのおかげでこんな豆知識はすぐに知ることができます。ありがたいことです。オリーブには1、000以上の種類があり、実ができるには、違う種類のものを並べる必要があるそうです。それゆえ私のベランダには複数のオリーブの木があります。花が咲く頃、黄色い花粉をそれぞれから集め、互いの木の上に振りかけたところ、木のあちこちに実ができました。実が育っていくのを見るのは楽しいですが、水をやるのを怠ると実はすぐにしなびてしまいます。生き物にとってほんとうに水は大切ですね。

先日、オリーブの木に水を与えていて、ふと下の方を見たところ、直径5ミリほどの黒い粒があちこちに落ちていました。一見すると肥料のように見えますが、自分は肥料など蒔いておらず、また自然のものにしては、すべてが同じ大きさなので、そうではなさそうです。何だろうと不思議に思い、オリーブの木の中を見ると、そこには、なんと、青虫が4匹もいるではありませんか! どうやら黒い粒は青虫の糞便のようです。ベランダに青虫とは、一瞬、気持ち悪く思いましたが、こんな虫でも、やがてはさなぎになり、蝶として生まれてくると思うと、愛おしく思えました。生き物の生態は、ほんとうに不思議です。これらのすべては神の配剤によるものなので、人間の知恵では推し量れないと思います。不思議なことは、不思議なこととして、ありのままに事実を受け入れるのがいいように思います。指で軽く触れてみると、青虫は驚いて、一瞬、固まりましたが、しばらくすると動き出して、またムシャムシャと葉を食べていきます。どんな蝶が生まれてくるのかと、毎日、楽しみにしていましたが、ある日、木の中をみると、青虫は1匹だけが残っており、他の3匹は消えてしまっていました。おそらく鳥に食べられたのでしょう。残念なことです。生き物の世界は熾烈ですね。

新型コロナ感染症も日本ではようやく収まりつつあり、ほっと一安心です。突然に感染者数が減ったことに、誰もが不思議に思って、学者達もそれぞれ意見を述べています。自然界は神の領域であり、その神秘は、人間の知恵では推し量ることができません。我々の浅知恵をあざ笑うかのように、自然界はいつも予想外の展開を繰り広げていきます。感染者数の激減はワクチンのおかげであると言う人もいますが、ワクチンを打っても打たなくても、感染すると同じように周りにウィルスをまき散らすので、ワクチンで集団免疫を獲得すればコロナは制圧できるというのは、理論的に無理があります。つまり、ワクチンによる集団免疫でパンデミックを抑えるという根拠は、ワクチンによって免疫ができたなら、その人は、もはやウイルスに罹っても、ウイルスを排出しない、つまり感染の連鎖はその人でストップするという前提条件が必要だからです。それゆえワクチンの普及が原因とは考えにくいです。イギリスもイスラエルも、どちらも高いワクチン接種率を誇りますが、デルタ株に対しては、抗体価の低下もあり、無防備の状態に近く、両国では爆発的に感染者が増加しました(イスラエルは追加接種により収まりつつありますが)インドやスエーデンでは、それとは対照的に、感染ピークからすでに5ヶ月が経過しましたが、患者数の増加は見られていません。両国では自然感染によって集団免疫が成立したようです。

日本はどうでしょうか? 一説によると、今回の新型コロナウィルスが流行する前に、その弱いタイプが中国で発生しており、それらに感染した中国人が多く日本にやってきて、彼らのおかげで、日本人は新型コロナウィルスに対してすでに免疫ができていたという意見があります。多分それが正解だと思います。このことは血清学的にも証明できるそうです。私の身の回りでも、ワクチンで後遺症が出たり、亡くなった人の話を、複数聞いていますので、日本ではこれ以上ワクチンを打つ必要があるのかな、と疑問に思います。何でもかんでも、アメリカやヨーロッパを真似る必要はないように思います。

書くネタは、まだまだたくさんあり、20ほどリストアップしているので、時間があるときに書いて、順番に載せていきますので、またよろしく。